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iPad版モバイルGIS「iVIMS」

iVIMSはApp Storeからダウンロード可能です。 

 iVIMSの活用用途例。

VIMSで構築されたGISデータを、GPS機能、カメラ機能、通信機能を持ったiPadと合わせて利用することで、さらに活用範囲の拡大と作業効率の大幅アップが期待されます。

   ●営農管理

 「VIMS」に入力された地番・地権者・耕作作物の種類など詳細な情報を携帯することができ、また、現地で属性データを更新することができます。耕作放棄地や作物の生育情報を写真やメモを使って記録することで営農地域全体での把握や計画を助けます。また、VIMS本体の地図情報が広範囲にわたる場合などには、特定の地域だけデータを切り取ってiVIMSにコピーすることも可能です。

 用水路や農道などの施設管理も設計図や過去の補修履歴等を表示させて比較しながら点検作業を行う事が可能なため、関連した様々な資料を探したり印刷したりする手間を省き、いつでもスムーズに行うことができます。

 また、メールを利用したデータの更新機能により、自然災害発生時の作物への影響など現地の目視情報を速やかに伝達共有することができます。

 

   ●施設管理(ストックマネジメント)

 「VIMS」において構築されたラスタデータもそのまま表示できるので、地図上に合わせた設計図等で施設の位置を確認したり、属性情報から詳細データを確認、また、現地で更新することができます。 また、iVIMSに搭載されたAR機能(機能紹介欄参照)により、不可視及び未完成の施設についても現地調査の効率化が期待できます。

 関連ファイルとして過去の点検履歴台帳等を表示させることができ、点検の必要箇所の選定から調査後の写真やメモを使った補修の必要な箇所を記録まで、一連の現場調査に活用でき、保守スケジュールの策定を助けます。

 また、メールを利用したデータの更新機能により、自然災害発生時の損壊状況など現地の目視情報を速やかに伝達共有することができます。

 

   ●環境モニタリング

 GPS機能、カメラ機能をフルに活かせる「iVIMS」は地域の環境モニタリングに大変有効です。定点観察などの各種調査から災害時の避難マップなどの防犯防災計画まで、あらゆる活用対象が広がります。

 用水路上に定点を登録して水質や気温などの定期的な観察データを構築したり、生き物の生息分布を調査したり、景観や名所を登録して地域の紹介マップを作成したりと、主にワークショップや学校の総合学習を利用した環境保全活動に最適です。

 これらの異なる用途で作成した主題図(レイヤー)はいずれも表示と非表示の切替が容易なので、「VIMS」と同様に、1つの航空写真上にあらゆるデータを重ねる事ができます。

 

 iVIMSの主な機能紹介

地図にメモを残す(地図メモ

 

 地図上にダイレクトにメモを残す機能。

 図形選択による描画や文字入力の他、フリーハンドでの入力も可能です。線色、文字色、線の太さ等も自由に選択できます。

 また、手でなぞって概算をだす簡易計測機能は距離や、任意の地点からの同心円を描いてメモを残すことが可能です。


●写真にメモを残す(写真メモ)

 

 iPadのカメラを利用して撮影した写真に直接文字や情報を書き込み、写真メモとして地図に残します。地図メモ同様、図形選択による描画やキーパッドから文字入力の他、フリーハンドの入力も可能です。

 iPadのもつGPS機能が写真に位置情報を与え、iVIMS上の正しい位置へ自動的に配置されます。

 ※GPSの精度についてはiPadの電子コンパスを利用していますので、電波状況等で誤差が生じる事があります。


●オフラインでも閲覧可能。

 

 VIMSで使用する地図や地形図をそのままコピーして使用しますので、googleマップ等に頼ることなくオフラインでもデータの閲覧が可能です。

 電波の届きにくい山間部での使用にも適しています。

 

●拡張現実感(AR)技術を搭載

 

 iVIMSに搭載されるAR※機能は、現地の実際の対象物とGISのデータを関連付けて示すことにより、 現地情報との整合性の確認や、管理対象物の特定、不可視設備の位置確認などに効果を発揮します。

 ※AR: Augmented Reality, 拡張現実。カメラのリアルタイム映像に、データを重ねて表示する技術  です。

 

●複数の属性や多様な関連ファイル

 

 ひとつのオブジェクトに対してあらゆる形式の資料を関連ファイルとしてもつことができます。工事、設備に関する全てのデータをいつでも呼び出すことができます。

 また、VIMSと同じく複数の属性テーブルを関連づける事ができます。また、iVIMS上で直接属性データを編集することも可能です。

 

 

 システムの構成と流れ

iVIMSは通信環境を考慮し、基本的には全てのデータを端末にコピーして携帯します。調査後取得したデータはメール送信機能により遠隔で
「VIMS」本体のデータベースに追加したり、PCと接続し iTunes 及びソフト(別売り)を介して更新します。

 iVIMSをご利用いただくための環境

●ソフトウェアアプリケーション

クライアント・サーバ3次元GIS「VIMS」
VIMS,iVIMS間データ転送ソフト「VIMS SyncServer」
iTunes

●モバイル端末

iPad:iPad2以降(wifi版ではGPS機能が使用できませんので、キャリア付きのiPadをご用意ください。)
iPhone:iPhone4以降
iOS:iOS6以上

◆ iPhone,iPad,iTunesは、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。

 

iVIMSは、「VIMS」の中のオルソ航空写真、ラスタおよびベクターデータとそれに関連する属性やファイルを、そのままiPadにコピーして現地で情報確認や収集を行うことで、管理業務をさらに強化・効率化するiPad/iPhoneアプリケーションです。